プログラムの操作

EventReport2の操作は,コントロールパネルのアプレットから 行います。

アプレットの起動

Windowsのコントロールから,EventReport2をクリックして起動します。

アプレットが起動し,初期表示されます。
EventReport2では,レポート送信機能は Windowsのサービスプロセスに実装されています。 この画面では,サービス実行状態の確認,サービスの起動・停止,及びサービス起動オプションを 設定することができます。

初期状態(インストール直後)は,サービスは停止/手動起動となっています。 サービスを起動する前に,次章以降の設定処理を実施しておいて下さい。

@
EventReport2サービスの実行状態が表示されます。
A
サービスの実行状態を変更します。起動/停止,一時停止と再開がサポート されています。
B
サービス起動オプションを指定します。インストール直後は「手動」と なっていますが,この画面で「自動」への変更が可能です。なお,ここで行った変更は, 次回のOS起動後に有効となります。

メール設定

アプレットを起動後に最初に行う操作は,メール送信に関する設定です。
画面左のツリー上の「メール設定」ノードを選択すると,右側入力画面がメール設定 表示となります。ここで必要なパラメータを設定して下さい。

@
送信先メールサーバの設定を行います。
「SMTPサーバ」にはサーバのアドレスまたはホスト名を設定して下さい。 「SMTPポート番号」はSMTP送信時に使用するポート番号を指定します。通常は25ですが, 使用するサーバの設定に合わせて変更して下さい。
送信時にSSL通信を使用する場合は,「SSL接続」チェックボックスをチェックします。
A
SMTPサーバが認証を必要とする場合に設定するパラメータです。
「SMTP認証を使用」チェックをすると,ユーザ名・パスワード欄が入力可能になります ので,サーバ接続時に使用している値を設定して下さい。
B
レポート送信先アドレスを指定します。
リスト右の「追加」ボタンを押下し,アドレスを入力・登録します。
リスト中のアドレスを選択すると,右「更新」「削除」ボタンが有効になりますので, 登録済アドレスの変更や削除を行って下さい。
C
レポート送信時の「送信者(From)」として指定するアドレスを ここに設定します。内容は任意ですが,SMTPサーバ側で送信者アドレスに条件を設定 している場合には,それに合った値を指定して下さい。

レポート定義

メールの設定が完了しましたら,「レポート」を定義します。 「レポート」は,EventReport2がイベントログをメール通知する 単位を表すもので,この定義毎に1回のメール送信が行われます。

@ツリー上のルート(EventReport2)ノードを選択してツリー下の「追加」 ボタンを押下するか,またはAノードを右クリックしてコンテキストメニューから 「レポート追加」を選択すると,新規レポートが追加されます。

追加したレポートには「新規イベントレポート」という名称が初期値として 設定されています。これをツリー上で選択すると,右画面に入力フォームが 表示されます。

@
レポートの名称を設定します。
A
レポートの送信時刻を設定します。時刻(hh:mm)指定と毎時(**:mm)指定により, 複数の送信時刻を設定できます。
B
レポートを送信する曜日を指定します。
C
レポートの最終送信時刻を設定します。初期状態では レポート定義を作成した日時が設定されています。
通常はレポート送信毎に更新されますので,変更する必要はありません。

レポート定義

「レポート」の下に「フィルタ」を定義します。 「フィルタ」はメール通知するイベントログに関する定義を行うもので,レポートメール の生成単位となっています。 1つのレポートには,複数のフィルタを定義することができます。これらのフィルタで 定義されるレポートメールが,レポートで定義されたタイミングで送信されます。

@フィルタを追加するレポートノードを選択してツリー下の「追加」ボタンを押下するか, またはAレポートノードを右クリックしてコンテキストメニューから「フィルタ追加」を選択すると, 新規フィルタが追加されます。

追加したフィルタには「新規フィルタ」という名称が初期値として 設定されています。これをツリー上で選択すると,右画面に入力フォームが 表示されます。

@
フィルタの名称を設定します。
A
フィルタで取得するイベントログ名を設定します。
コンボボックスには,動作するPC上で定義済のイベントログ名がリスト設定されています。 この中から選択するか,またはこの時点では未定義であっても,直接名称を入力することで イベントログを選択することができます。
B
フィルタで選択するイベントログの種類を選択します。 チェックされているイベントが選択対象となります。
C
フィルタで選択するイベントログのソースを設定します。 未指定の場合は,すべてのソースが対象となります。
D
フィルタで選択するイベントログのIDを設定します。 未指定の場合は,すべてのIDが対象となります。

送信テスト

フィルタ定義を行ったレポートの送信テストを行うことができます。 サービスが実行されていない状態でもテスト可能です。

ツリー上でテストするレポートを選択して右クリックし,コンテキスト メニューから「送信テスト」を選択して下さい。

削除

削除するレポートまたはフィルタのノードを選択した上で@「削除」ボタンを押下するか, Aコンテキストメニューから「削除」を選択することで,レポート・フィルタを削除します。

インポート・エクスポート

定義内容をファイルへエクスポート,及びファイルからインポートすることができます。 左下部にある各ボタンを押下し,ファイル名を選択または入力して下さい。
作成されるファイルはXML形式のテキストファイルとなります。