“Becky! ActiveX PlugIn ”とは?
Becky! ActiveX PlugIn (略称:BecxyAx)は,メールプログラム Becky! Internet Mail をActiveXサーバとして動作させるPlugInです。
Becky! Internet Mailには,プログラム機能を拡張するための“PlugIn”という仕組みが実装されています。これは,一定の要件を満たした
DLL を作成し,Becky! 所定の PlugIn ディレクトリに置いておくと,Becky! が起動時にこれをロードしてくれる,というものです。ロードされた
DLL では,
- Becky! からのコールバックイベントの受信
- API を通して Becky! の機能へのアクセス
が可能になります。これを利用して,Becky! の機能を拡張する便利な PlugIn が数多く提供されています。“Becky! ActiveX
PlugIn ”は,この仕組みを COM Interface を通じて外部プロセスに公開するものです。
※このPlugInは Becky! V2 専用です。
PlugIn の構造
Becky! ActiveX PlugIn は,Becky! のプラグインモジュールとして要求されるインターフェースと,ActiveXサーバとして動作するインターフェースを合せて実装しています。また,ActiveX
サーバとして,タイプライブラリあるいは IDispatch を経由してインターフェースを公開します。
システムへの登録は,通常の ActiveX サーバ DLL と同様にツール regsvr32.exe を使用して行います。但しこの時に,Becky!
ActiveX PlugIn 自体ではなく Becky! (B2.exe)を ActiveX サーバとして登録するように,設定内容を調整してあります。
PlugIn が Becky! から受信するイベント(コールバック)は,コネクションポイント(IConnectionPoint)を通じてクライアントへ転送します。
PlugIn の目的
Becky! を一種のメールエンジンとして,他プログラムから使用することがこの PlugIn の目的です。
PlugIn は Becky! のプロセスの一部として動作するという構造上,Becky! に対して「機能を付加する」という目的での使用が前提となっていて,本体の処理に影響するような複雑な処理の実装形態としては不向きです。
そこでプログラムの構造を変えて,Becky! とは独立したアプリケーションから,アウトプロセスな ActiveX サーバとして Becky!
を参照可能にすることによって,より複雑なプログラムの機能の一部として,Becky! の充実したメール機能を利用したいと考えています。
公開リソース
ソース |
VC++ 6.0 プロジェクト |
サンプルプログラム |
VBで記述したメール監視プログラムです |
プログラム技術資料 |
(未作成) |
インストール資料 |
(未作成) |
ソース及びサンプルは SourceForgeのCVS
から取得して下さい。
使用する前の注意(重要!!)
- Becky! ActiveX PlugIn はその構造・機構上,セキュリティホールとなる可能性を持っています。利用は Your Own
Risk でお願いします。
- PlugInを組み込むことで,Becky! の動作が不安定になる可能性がありますので注意ください。
- 上記2点を含め,このプログラムを利用した結果については,一切の保証を致しません。